OSAKA SHODO SHOW 2021

2017年に始まった現代アート書道の動きを受け、大阪の書道系現代アーティストが中心となり、独自のアートイベント「OSAKA SHODO SHOW」を立ち上げたのは、翌年の2018年からだった。

その動きは実に早く、また、全国各地から反応したアーティストが、30人規模で大阪に集結することとなった。
「大阪に現代アートの書道を根付かせたい」その一心でこのイベントは誕生したのである。あくまで本展は自然発生的に起こった有志展であることを、ここに強調しておきたい。
4回目となる今回は、コロナの影響で延期となってしまったが、今年は関西からコマーシャルギャラリーデビューしたアーティストが3人誕生するなど、明るい話題にも事欠かない。彼らに続くプロアーティストを見極める試金石となるのが、こうした年数回行われるグループ展の役割なのである。
さて、今年はどんな作品が生まれるのか、常に現在進行形で活動する現代アーティストたちの最新作に、是非注目したい。